令和2年2月14日に松本市で開かれた定例会では、69件の議案が提出された。
菅谷昭市長は新型コロナウイルス感染症への対応を報告し、県と連携して市民の健康と生活を守る方針を示した。
地球温暖化に対する取り組みも強調され、松本市はパリ協定に貢献するための誓約に署名したと述べた。これは持続可能な地域づくりを目指す運動である。
また、松本市立病院の経営改革についても言及され、経営管理者に北野喜良氏が就任することが伝えられた。彼は医療分野での豊富な経験を持ち、病院の経営改革に期待が寄せられる。
市長は信州まつもと空港神戸線の利用状況についても触れ、これまでの利用者数が8,653人であることを報告した。この新たな空路が地域間の交流を促進することに期待を寄せた。
今後の教育に関する取り組みとして、GIGAスクール構想の実現が挙げられ、松本市はICT環境の整備を進めることを強調した。特に、児童生徒一人一台の端末配備が目指されている。
さらに、東京2020オリンピック聖火リレーが松本で行われることも発表され、4月3日には市街地を通る計画があることが伝えられた。このイベントは市民の士気を高める重要な機会として注目されている。
加えて、市庁舎の新建設計画についても進捗が報告され、今後設計段階に進む予定であることが明らかとなった。新庁舎完成は令和8年度を目指している。
会期は3月6日までの22日間で、今後は議案に対する議論が続く見込みである。