令和6年安曇野市議会6月定例会が開催された。
議題には、安曇野市の経済状況を反映した多様な補正予算案が並ぶ。
新たに提出された令和6年度の一般会計補正予算案は、歳入歳出合わせて13億5,300万円を増額し、502億8,900万円が見込まれています。具体的には、物価高騰への対応として低所得世帯への支援が強調され、特別支援金や多子世帯への保育料軽減措置が含まれています。安曇野市の始まる定額減税制度に関する経費も計上されています。
これに伴い、太田市長は市民からの理解と協力を仰ぎ、実施のための特設窓口設置も提案。特に、国が進めるデフレ脱却のための総合経済対策であり、市民の不安を軽減する為の施策として意義深いと述べました。
加えて、令和5年度の会計関連の報告として、繰越計算書が提出され、約14億7,597万円が繰越される見通しです。この中には、介護保険料金や温暖化対策に関する費用が含まれる見込みです。報告に対しては、議員からの質疑も行われ、円滑なサービス提供に向けた努力が確認されました。
さらに、太田市長は安曇野市が「SDGs未来都市」に選定されたことを嬉しそうに語り、その活動が地域の魅力を高める一助であると説明しました。特に、「さとぷろ。」という里山再生プロジェクトが評価された点が強調され、地域の人々との連携が今後の鍵となると述べました。今回の定例会では、地方自治法に基づく報告や議案の採決も行われ、華やかな讃辞を受けて新たな市政の一歩が踏み出されました。646万3,000円という寄付金が集まり、安曇野市の文化振興に繋がることが期待されます。
市議会の開催期間は、21日間にわたる予定であり、各議案の詳細な審議と決定が求められます。市民の生活に密着したテーマが数多く話し合われる中で、さらなる市政改革や地域発展の協力が期待される。