令和6年6月17日、安曇野市議会の定例会において、市政一般に関する質問が行われた。議員たちは、地域課題の解決策として様々な提案をし、特に安曇野市の土地条例や市内の交通インフラについて意見を述べた。
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安曇野市の竹内秀太郎議員は、安曇野市の土地利用に関する条例の見直しを求めた。その中で、土地が未利用なまま放置され、住環境が悪化している事例を挙げ、条例の柔軟性が必要であると強調した。特定開発事業の指針の見直しも求め、地域ごとの状況に応じた対応が必要との考えを示した。
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内川集雄議員は、市内JR駅舎の駐輪場の屋根設置計画について質問した。有明駅舎および安曇追分駅舎の駐輪場屋根設置が進められているが、地域住民の要望に耳を傾け、全駅を対象とした整備の必要性についても提言した。今後の取り組みとして、費用面や整備計画の具体化が求められる。
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一方、竹内議員はまた、市道と環境整備に関連する問題についても取り上げ、特に豊科地域の幹線道路の整備改良の進捗状況に言及した。安全で快適な交通環境を整備することが地域活性化に寄与するとの発言があった。
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議会ではまた、中央地域包括支援センターの運営に関する議論も行われた。安曇野市では、包括支援センターの機能を強化するために、運営を委託する方向性を示したが、その意義やメリットについての理解も求められた。今後の運営業務が効果的に行われるための方針を固めることが期待される。
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最後に、猪狩久美子議員は、精神障がい者の入院医療費助成についての課題を再度取り上げ、精神障がいのある方が入院した場合でも助成を行うことで、助けの手が差し伸べられるべきだと主張した。精神疾患への理解が重要であり、制度の見直しが必要との認識を広める重要性を訴えた。