令和3年10月6日、議員協議会が開催され、地元県議会議員との懇談会に向けた意見交換が行われた。
市長の臥雲義尚氏は、具体的な要望項目として、重要課題9件と要望項目30件を挙げる意向を示した。
議員らはそれぞれの地域課題に基づき、特定のプロジェクトを強調し、更なる支援を求めた。
特に、上條温議員は第82回国民スポーツ大会の関連で、松本平広域公園陸上競技場の駐車場拡張の必要性を訴えた。現状の駐車場では、競技に参加する観客の受け入れに支障が生じているため、周辺整備の重要性が強調された。
また、信州まつもと空港の発展についても議論があり、空港利用の増加が松本市にとって経済的な重要性を持つとされる。特に、神戸便の複便化の後、協定書の見直しを県側に要望する発言があり、教育部長や様々な市の部長らが支援の意向を示した。
さらに、特別支援教育の充実についても触れられ、松本養護学校の環境整備の必要性が強調された。老朽化した教員住宅の取り壊しが提案され、教育長の伊佐治裕子氏は、整備計画を見直し、学校南側の跡地を活用する方向性を示唆した。
上高地地域の課題に関しても議論があり、環境省と連携した新しい施策の必要性が確認された。議員らは、環境への配慮を強調しつつ、現在の状況を改善する具体的な対策を求めた。
総合戦略局長の横内俊哉氏は、松本市がこれまで取組んできた成果を挙げながら、さらに市としての取り組みを強化していく必要があることを認識していると述べた。