令和4年4月21日、松本市による経済文教委員協議会が開催された。
今回の協議会では、特に令和3年度松本市市街地駐車場事業特別会計の決算見通しと今後の対応が議題に上った。この収支見通しは、委員からの質問と商工課の説明を受けて、審議が行われた。
商工課長の山岸修氏は、コロナ禍の影響で収入が減少したことを説明した。具体的には、「令和30年には歳入が約2億8,000万円であったが、令和3年度には約1億円の赤字」と述べた。これに対し、委員の上條俊道氏は、駐車場の利用状況に基づく工夫を求め、「具体的な対策が必要だ」と強調した。山岸課長は、施設維持のために必要最小限の予算を確保していると応じたが、今後についても「工夫を検討する」との回答があった。
また、報告事項として、松本市第6波対応事業者特別支援金の給付事務についても議論された。産業振興部長の小林浩之氏は、「今回、給付にあたって不適切な事務処理があった」と謝罪し、再発防止に向けて体制強化を表明した。この懸念に対して、委員の阿部功祐氏は、「庁内での情報共有と全体的な事務の流れを見直す必要がある」と指摘した。小林部長は、それに応える形で改善策を模索すると約束した。
他にも、松本市イルミネーションの実施結果や、国宝松本城天守の夜間特別観覧の実施結果についても報告された。観光プロモーション課長の小口一夫氏は、イルミネーションにおける数多くの訪問者数を報告し、「SNSの活用が大きな効果を生んだ」と述べた。
さらに、松本市成人のつどいの開催に関する検討も行われた。生涯学習課長の石川善啓氏は、実施方法を丁寧に説明し、参加者からの要望にも耳を傾けた。今後の対応については、委員たちからの意見を反映させて、より良い結果を目指すことが求められている。