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松本市議会、医療支援や教育環境改善に向けた質疑が活発

令和2年2月26日、松本市議会で医療的ケア児の受入れや高齢者虐待防止策について議論。教育環境や地域活性化の必要性も強調される。
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令和2年2月26日、松本市議会では市政一般に対する質問が行われ、様々な議題が俎上に載せられた。特に、医療的ケア児や高齢者虐待、保育行政など、地域住民に直結する問題については活発な議論が展開された。

まず、医療的ケア児の受入れについて、村山修こども部長は、現在3か所の保育園で4名の児童を受け入れており、国の制度に基づき看護師を派遣し、支援体制を整えていると述べた。しかし、看護師の確保が課題であることも強調された。

次に、幼児教育の一環として進められている学校トイレの洋式化については、生徒たちから「和式トイレが怖い」という声が多く、改善が求められている。教育長の山内亮氏は、洋式トイレの設置が進んでいるものの、今後さらに増やす必要があると認識していることを踏まえ、具体的な推進策を検討する意向が示された。

また、地域づくり推進交付金の成果と課題についても言及され、地方自治体が直面する予算苦の中で、どのようにして地域住民のニーズに応えていくかが問われた。地域づくり部の守屋千秋部長は、交付金が地域の課題解決に寄与しているが、固定化の傾向が見られることから、創意工夫が求められていると指摘。

さらに、町会公民館の老朽化への対策も重要なテーマとして浮上した。市長の菅谷昭氏は、地域の防災拠点としての役割を果たすためには、老朽化した施設の改修が急務であると語り、今後の支援プランを提示した。

最後に、環境行政面では、松本市が昨年1月29日に署名した「世界首長誓約」に基づき、地球温暖化対策への取り組みが強調された。久保田忠良環境部長は、これまでの取組成果を示しつつ、2030年度までに温室効果ガス削減目標を設定し、住民参加型の活動も推進していく姿勢を見せた。

全体を通して、松本市議会での質疑応答は、市民生活に関わる多様な課題を掘り下げるものであり、市がどのようにこれらの問題に取り組んでいくか、今後の展開が注目される。

議会開催日
議会名令和2年松本市議会2月定例会
議事録
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