令和3年4月21日に開催された総務・建設環境合同委員協議会では、松本市の歴史的風致維持向上計画について議論が行われた。
この会議では、特に鎌倉時代の僧、覚心に関する意見も注目された。委員の上條 温氏は、彼の文化への貢献を強調し、松本に関連のある主要な人物としての掲載を提案した。この提案に対し、文化財課長の竹原学氏は、掲載人物の選定が難しいことを理解を求めた。その際、覚心の役割を評価しながらも、第2期計画の枠組み内での選別が必要であると説明した。
観光の観点からは、近藤晴彦氏が新型コロナウイルスの影響により、過去の統計が変わり続ける中での表現の見直しを提案した。これに関しても、委員長の上條美智子氏が意見を受け入れ、今後の修正対応を確認した。
また、池田国昭氏は歴史的風致形成の建造物指定に関連する提案をし、復元の可能性について議論が行われた。お城まちなみ創造本部の上條裕久氏は、指定の候補である旨を説明し、今後の議論の進捗についても言及した。今の段階では建造物の復元計画には入っていないとし、慎重な判断を求めた。
最後に、今回の会議で集約された内容はすべて承認された。