令和5年8月18日に開催された経済文教委員協議会では、波田中央運動広場の移転候補地に関する協議が行われた。
委員会では、波田中央運動広場の移転候補地が過去に市立病院の移転先としても挙がったエリアであることが確認された。スポーツ施設整備課長の輪湖稔氏は、「この土地については、農業振興の区域に入っていることも承知している」と述べ、土地収用法に基づき事業を進める方針を示した。
また、委員の阿部功祐氏は、農地転用の手続きについて尋ね、「手続の期間は1年から1年半を見込んでいる」と回答があった。議論では、この運動広場の移転も含め、松本市全体の計画の調和が必要であるとの意見が飛び交った。
会計実地検査結果に関する報告もなされた。学校教育課長の清沢卓子氏によると、修学旅行費の算定に誤りがあった理由として、「要綱の解釈誤りが原因」と説明した。委員の近藤晴彦氏はこれに対し、引継ぎが不十分だったことが指摘された。
こば陽子氏は、「今後の再発防止にはシステム的な対策が必要」と提案し、複数での確認やエクセルシートによる計算などの重要性を強調した。これに対し清沢氏は、今後は体制を整え、確実性を持たせていく方針を述べた。
波田中央運動広場の整備については、代替地として梓川ふるさと公園や梓川小学校のグラウンドが案内され、地元の了承も得ているという。今井委員長は、「丁寧な説明をしながら進めることが重要」と指摘した。