令和5年11月21日に開かれた総務委員協議会では、重要な議題がいくつか取り上げられた。特にマイナンバーの紐付け誤りに関する総点検や消防団員の報酬に係る税務処理についての議論が活発に行われた。
最初の議題に上がったのは、マイナンバーの紐付け誤りに関する総点検の結果についてである。これに関して、発表を行ったのは、DX推進本部次長の赤澤直徳氏。彼は国民健康保険証や後期高齢者医療についての点検は行われており、誤りはなかったと説明した。これに対して、委員の神津ゆかり氏は、保険証に関連する点検も必要であると指摘し、さらに詳しい情報を求めた。
次に、人事院勧告等に伴う給与改定方針についての報告が行われた。これは総務部長の中田美弥氏による発表であり、質疑や意見が求められたが、出席者からは特に意見が出ることはなかった。議題はスムーズに承認され、委員会は次の議題へ進んだ。
最後の議題は、消防団員報酬に係る所得税の源泉徴収事務についてである。危機管理部長の藤松智彦氏が誤った源泉徴収の処理について謝罪し、今後の対策を徹底する意向を表明した。この件に関して、委員の神津氏は対応策について質問し、細部にわたる答弁がなされた。また、副委員長の大久保美由紀氏が他市での同様の事例について質問する場面も見られた。藤松氏は、従業員の担当者が変わった際に確認不足が生じる事例について説明し、再発防止策の重要性を強調した。
協議会は、これらの議題を集約し、全ての件について承認した。川久保文良委員長は最終的に事務の不手際について注意を促し、会議を終了した。出席した理事者らは今後の改善に向けての姿勢を見せていた。