令和4年8月18日、松本市の総務委員協議会が開催された。
会議では、主にキャッシュレス決済の拡大や松本城三の丸エリアの整備に関する取組状況が議題となった。
特に、キャッシュレス決済の導入に関しては、様々な意見や質問が交わされた。DX推進本部次長の赤澤直徳氏は、既に松本城観覧料や市税の一部で導入しているキャッシュレス決済の現状と今後の課題について説明した。彼は市がキャッシュレス決済を70の施設に拡大する予定であることを示し、「決済代行業者にはブリッジ・モーション・トゥモロー株式会社を選定した」と述べた。
参加者からは、業者の選定や決済手数料、還元制度に関する具体的な質問が相次いだ。塩原孝子委員は、「手数料の差額や会計処理の方法、返金処理についても明確な説明が必要だ」と指摘し、赤澤氏は、「手数料は利用者が負担し、会計処理は翌月に行う」と回答した。さらに、領収書発行のタイミングや、利用者への告知の重要性も議論された。
また、松本城三の丸エリア整備事業についても議論が行われた。お城まちなみ創造本部長の田中史郎氏は、整備事業の概要と、今後の予定を説明。特に、地蔵清水・柳町界隈については、まだ方向性が定まっていないことを強調した。
最後に、「アルプスリゾート」プロジェクトに関する任用問題が取り上げられ、若いプロジェクトマネージャーへの期待が寄せられた。アルプスリゾート整備本部次長の石田英幸氏は、「彼の経験を生かして、松本市の観光を活性化するための施策に期待している」と述べた。
今後も市民にとって利便性の高い施策を推進し、地域の魅力向上を図る考えを委員たちは再確認した。