令和5年5月23日に開催された総務委員協議会では、各部の概要説明や報告事項が取り上げられた。
会議では、総合戦略局長の小西敏章氏が、松本市の施策に関する重要な概要について報告を行った。特に注目されたのは、松本市乗鞍観光センターの再整備基本構想である。アルプスリゾート整備本部次長の宮澤憲治氏は、PFI導入の可能性について説明し、既存のビジョンを上手く生かして進めていく方向性を示した。
また、神津ゆかり委員は、ライチョウの保護活動や観察会などの取り組みについて質問し、観光センターでの役割を強化していくことを期待した。特に、地元住民との協力を強調し、地域資源の価値を高めることが求められた。
次に、理事者から報告されたSDGs未来都市選定については、藤井昌浩総合戦略室次長が詳細を説明し、各取組の目標やKPIを設定していることを明らかにした。しかし、国からの特段の補助はない中での取り組みであるため、自助努力が不可欠とのこと。具体的なモデル事業については応募したが、松本市は採択されなかったことも痛感され、今後の取り組みについての教訓が残された。
さらに、財政部からは、(仮称)松本市公契約条例案に対するパブリックコメントの結果が報告され、集約的に承認された。具体的な対応策についても質疑が行われ、環境整備や効率的な予算計画が必要であることが確認された。
全体的に、各部の説明は適切に行われ、事務事業の進行状況には実効性が見受けられるものの、地域の声を反映したさらなる改善が求められる結果となった。全ての案件が終了し、今後の施策展開への期待を残しながら会議は閉会となった。