松本市の令和3年2月定例会では、様々な市政課題についての質問が行われた。特に自殺予防対策として、精神的健康問題に対する施策が強調された。市のウエブサイトを通じた心理的支援や相談窓口の拡充が必要とされている。
自殺未遂者への対応や、24時間相談可能な窓口の設置も意見として挙がった。特に若年層において精神的ストレスが増加しているため、早期発見と早期対応が求められている。デジタル化を推進する中、特にA.Iやビッグデータを活用した新たな相談制度の必要性が指摘された。
また、高齢者や障害者に対する生活支援制度についても議論があった。地域ごとの座標に基づいた支援制度の設計の重要性が論じられ、助け合いの精神を大切にした地域づくりが提案された。
その一環として、現在は地域づくりセンターを設置しており、住民自治の支援力を強化する方針が示された。しかしながら、これに対し公民館の独立性が危惧される声もあり、特に高齢者のごみ出しの問題に対しては、直接支援が望まれるとの意見があった。
さらに、マイナンバーカード制度への言及もあり、制度の普及を通じて自殺予防にもつながると期待される。特に、地方創生に向けての課題解決に寄与する意味合いが強調される中、地域づくりセンター長の役割強化が求められている。
ふるさと納税についても議論があり、制度活用の可能性とその課題についての認識が広がった。また、シェアサイクル事業についても利用促進のための施策が提案され、市民の利用促進を図る必要性が論じられた。