令和5年5月18日に松本市議会第1回臨時会が開催された。
今回の会議では、議長と副議長の選挙が行われた。議長に選出されたのは上條温議員であり、彼は議長就任に当たり市民の安心して生活できる社会の実現を目指すと述べた。副議長には中島昌子議員が選ばれ、議会が公正に運営されるよう努めていくと発言した。
また、新庁舎建設特別委員会や市立病院建設特別委員会の設置が決定された。これにより、両特別委員会は議会の閉会中でも調査・審議を行うことができる。市長の報告によると、松本市はこれからより多くの市民が豊かな生活を実感できるように、重点戦略を基にした市街地活性化戦略に取り組む方針である。
市長の臥雲義尚氏は先月23日に実施された市議会議員選挙後、初めての市議会での挨拶において、議員に対して市民の負託を受けたことを強調した。市長は、松本市の振興と発展に尽力することへの期待を寄せた。また、コロナが収束し経済が正常化しつつあり、投資機会が増えていると述べ、その中で松本市の成長の可能性があると指摘した。
さらに、今回の議案の中には、自動車事故に関する和解3件や、農林漁業体験実習館の譲渡などが含まれている。市議会では、これらの案件に異議がないことが確認され、多くの案件が一括承認された。特に、物価高騰に直面している低所得の子育て世帯への支援策が注目され、対象世帯に児童一人当たり5万円の支給が計画されている。
今回の臨時会では、松本市の未来を見据えたさまざまな施策が提案され、議員達は市民の代表としての役割を再認識している様子が伺えた。