令和4年2月の松本市議会定例会が開催された。この会議では、8件の請願と市政に関する質問がなされ、その中にはロシアによるウクライナ侵略を非難する決議が含まれている。
最初に出されたのは、市民からの請願である。請願第1号では、えん罪被害者救済のための再審制度改正が求められた。この問題に関しては、請願者の意見が広く議論を呼んでいる。
さらに、請願第4号では、多文化共生の基本法に関する意見書が国に提出されることを要請した。この請願には、多様な文化を持つ市民の生活を保障するための法律の必要性が強調されている。
市政一般に対する質問では、日本共産党の澤田佐久子議員が登壇。彼女は、教育長に対して新型コロナウイルス感染症対策としての学校教育の現状について質問した。特に、今も続くコロナ禍における学校の運営状況や、感染者数の報告が注視された。
伊佐治教育長は、現状の学校の臨時休業や学級閉鎖について詳細に説明し、小学校の79%、中学校の58%が何らかの影響を受けていると報告した。また、オンライン授業の導入や情報通信技術(ICT)の活用も積極的に行われており、その成果として児童の学びが継続されていることも伝えた。