令和5年6月23日に開催された建設環境委員協議会では、
林道奈川安曇線B線の路肩崩落に関する対策が論議された。
この問題に対して森林環境課長の小岩井淳氏は、
今後の対応として、"最低限の排水施設と簡易な土留施設を設ける"と説明した。
ただし、治山事業の実施は難しいとの見解も示されており、
一般的な水流の通り道ではないため、必要な改修は行えないという。
委員の上條一正氏は、治山事業と簡易的な対応の評価に疑問を呈した。
この林道の所管が変更されているため、建設部との連携も重要だ。
小岩井氏は、今後は維持課が路肩部分の工事を行うという。
特に、応急処置を行っていることを強調し、
本年度内に本格的な復旧工事を計画していると述べた。
さらに、小岩井氏は、"維持課とは異なり、私有林への土砂流出についても私たちが対応する"とし、
迅速な土砂撤去を約束した。
委員の太田正徳氏は、
土砂流入の被害状況が"宿泊施設や空き家に影響を及ぼしていないか"を確認することが必要だと提言した。
小岩井氏は、土地や建物の所有者に状況を確認し、必要な土砂撤去を迅速に行う旨を説明した。
また、被害が出ている箇所については、素早く対応を進める方向性が示された。
委員からは、各部の連携が重要であるとの声も上がった。
以上の協議を通じて、今後の対応策が確認された。