令和5年8月1日、第2委員会室において経済文教委員協議会が開催された。
会議では、自動車事故と岡田小学校における事故についての報告が行われた。自動車事故に関しては、教育長の伊佐治裕子氏が事故防止に向けた取り組みを強調した。委員の阿部功祐氏は、事故防止策として道路上の全体的な安全教育を含める事の重要性を訴えた。
阿部氏は、過去の事故を踏まえ「事故をゼロにするための運転教育が必要だ」と述べた。特に、最近の技術であるバックモニターの重要性についても言及し、今後の導入について質問をした。これに対し、学校給食課の谷知巌氏は、配送車に現在バックモニターがついていないことを認めた上で、更新時にその導入を進める考えを示した。
さらに、交通事故だけでなく校内での事故防止策についても議論された。阿部氏は障害者や学生が近くにいる環境での配送活動における不注意による事故の危険性を強調した。安全確認の手順をしっかりと整備することが必要であり、その意識を全職員に浸透させていくよう求めた。
続いて、岡田小学校の事故についても報告された。学校教育課の丸山丈晴氏が説明し、ナイロンコードを使用していたことが事故の原因であったと明らかにした。委員の牛丸仁志氏は、危険回避のための作業プロセスの見直しを提案し、安全対策が不十分であったことを指摘した。教育次長の逸見和行氏は、再発防止のための研修を実施しているものの、事故が続いていることに危機感を表し、改善策の強化を約束した。
これらの議論を受けて、今井ゆうすけ委員長は各委員からの意見を集約し、報告を受けたことを確認した。委員会は事故を未然に防ぐための対策強化を目指し、今後も重要なテーマとして注視する方針を示した。