令和5年1月17日、経済文教委員協議会が開催され、2件の重要な議題が取り扱われた。
初めに自動車事故についての報告が行われ、詳細が議論された。市民課長の松田富美は事故の状況を説明し、事故が右折時に発生した事例であることを繰り返し強調した。委員の池田国昭は事故の背景を深堀りし、慌てて駐車しようとした結果である可能性を指摘した。池田氏はこのような右折事故の典型例を挙げ、事故防止に向けた具体的な対策を提案した。特に「松本走りの駐車場版」と表現し、より明確に認識を共有する必要性を強調した。
続いて、畜産・酪農収益力強化整備等特別対策事業についての報告が行われた。農政課長の長谷川雅倫は、国庫補助事業が農事組合法人会田共同養鶏組合からの要望を基に申請されたことを説明した。また、代替地の選定についても議論された。委員の横内裕治は、代替地がなぜ駄目だったのかを尋ね、この事業が今後の課題を抱えていることを指摘した。
農政課長は、農事組合法人会田共同養鶏組合が計画している鶏ふん処理施設の建設についても触れた。地域住民への影響を考慮し、課題が既に認識されていることを確認した。一方、委員の中島昌子は、設置場所が医療機関の上であることを挙げ、地域住民の合意が必要であるとの意見を示した。
このような議論の結果、委員たちは住民説明会の実施を事業者に求めることとし、地域住民との合意の下に事業が進むよう、市が主体的に関与することに合意した。特に、地域からの懸念に対する市の責任を強調し、議論を進める必要性が浮き彫りとなった。最終的に、この報告事項については「報告を受けた」との集約に至った。これにより、今後の進展についても慎重に見守る姿勢が示された。