令和3年3月12日、松本市の建設環境委員協議会の会議が開催された。
この会議では、水道ビジョンと新ごみ処理施設建設、断水対応が議題に取り上げられた。
はじめに「第2期松本市水道ビジョンの策定について」が報告され、総務課長の喜多村博章氏がその詳細を説明した。委員の上條温氏は、未普及地域における水道施策の方針が混同している点について質問した。
喜多村氏は、給水区域内において負担を伴えば設置可能とし、未普及地域への新設についても理解を促した。彼は、条件が整わないと新設は難しいが、安全な水の供給は基本目標に掲げていると強調した。
次に、水道配水管の離脱に伴う断水への対応が上水道課長の藤牧靖次氏により説明された。委員の阿部功祐氏が、施工における周囲調査のプロセスについて問うと、藤牧氏は工事前に古い資料を確認し、現場での注意が必要だと回答した。
また、緊急時の遮断弁の機能についても触れ、給水池のシステムが適切に機能することを示した。阿部氏は、工事周辺への影響を考慮した一括対応の重要性を訴えた。
続いて、松塩地区広域施設組合の新ごみ処理施設建設候補地について議論された。環境政策課長の伊佐治修氏は、地域との連携を重視し、過去のプロジェクトとの整合性も踏まえるべきとの意見を述べた。
委員の阿部功祐氏は、若い職員への環境に関する教育の重要性を強調した。これに対し、環境部長の久保田忠良氏は、地域との信頼関係構築に努め、情報発信を強化する考えを示した。