令和2年2月6日、松本市で建設環境委員協議会が開かれた。
会議では、(仮称)松本市駐車場配置適正化条例と、松本市の次世代交通政策実行計画の見直しが主な議題に挙がった。
都市政策課長の桐沢明雄氏は、駐車場配置適正化条例について説明し、既存不適格な状況が予想されると述べた。内環状北線周辺には3カ所の問題駐車場が存在し、適応指導が必要であると強調した。
委員の近藤晴彦氏は、条例施行後の指導方法に言及。「移行措置が必要ではないか」と指摘し、既存不適格に対する対応を求めた。桐沢氏は「通常の建物と同様に、条例遵守をお願いしたい」と回答した。
また、緑化の進め方についても話題になった。近藤氏は樹木の配置が利用者に影響を与える恐れを指摘したが、桐沢氏は「指定することはない」とし、適切な樹種選定に対して助言を行う意向を示した。委員たちは、低木に誘導する手段を考えるよう求めた。
さらに、次世代交通政策に関する報告も行われ、交通安全・都市交通課長の近藤潔氏が進捗状況を説明した。パーソントリップ調査の結果を今後委員会に提供すると述べ、協議の重要性を強調した。
交通政策の見直しに関して、委員たちは具体的な数値目標が必要とし、その進捗を細かく報告することを求めた。さらに、LRT(軽量軌道交通)とBRT(バス高速輸送システム)に関する検討の進展についても触れ、地域交通の充実を求める声も聞こえた。
最後に、松本市の交通政策の持続的な見直しと改善の必要性が再確認され、全体的な承認が得られた。これにより、今後の実行に向けた基盤が整った形となる。