令和3年4月21日、経済文教委員協議会が開催された。
会議では「学校保健特別対策事業」や「松本市消費応援キャンペーンの効果分析」の報告が行われた。また、寿公民館の灯油漏出事故に関する対応状況や松本市成人式の中止についても議論された。
学校保健特別対策事業では、学校教育課長の塚田雅宏氏が、必要な物品の購入が予定されていると説明した。神津ゆかり氏は、費用や物品の具体的な目安の提示を求めた。塚田課長は、各校の要望に基づき物品を購入する方針を示した。さらに、清掃などの人員不足への対応も重要視され、ボランティアの活用に言及した。
寿公民館における灯油漏出事故の対応に関して、高橋伸光生涯学習課長は、他の公民館の老朽度を確認し、今後の改修計画が必要であると強調した。委員たちは、事故を防ぐための調査の重要性を訴え、公民館全体の改修計画の必要性を確認した。
また、令和3年の成人式が中止された件について、委員たちから多くの意見が出た。参加予定の新成人やその保護者に対して配慮が必要であるとの声が上がり、写真撮影の機会を提供するなどの代替策が検討されるべきとの意見があった。
松本市消費応援キャンペーンの効果分析の結果については、キャッシュレス決済が利用の拡充をもたらすとともに、参加店舗の増加が確認された。これに対し、太田更三氏は高齢者を含む幅広い市民に対する利便性を考える必要性を指摘した。商工課長の前澤典子氏は、今後の施策に対する工夫を約束し、高齢者が利用しやすい施策を模索していく方針を示した。
全体を通して、午前中の議論から、学校の保健安全や市民の生活支援に向けた取り組みが強く求められていることが浮き彫りとなった。さらなる情報提供や助成策の拡充が期待されている。