令和3年5月18日、松本市議会第1回臨時会が招集された。
この会議では、新型コロナウイルス感染症への対応や議会改革の進捗が重要なテーマとなった。
議題には、議長および副議長の辞職、選挙、各種議案が含まれており、一連の案件が審議された。
臥雲義尚市長は、新型コロナに関してワクチン接種の進捗状況を報告した。高齢者への接種が7月末までに完了することを目指しており、そのための環境整備に尽力していると述べた。
「65歳から74歳への接種開始も準備中」という希望を述べ、市民への接種の早期実施を強調した。
また、経済支援策として、松本市消費応援キャンペーンが実施され、キャッシュレスポイント還元が計画されている。
経済委員会の吉村幸代議員は、還元率の透明性や参加者の幅を広げる施策を求める意見を提示。これに対し、実行委員会の公開性を重視する意向が示された。
さらに、今期臨時会で挙げられた議題には、議長の辞職と新議長の選出も含まれている。村上幸雄議長が退任する際、『市民の信頼を大切にし、議会としての役割を果たしたい』との思いを語った。
新たに選出された芝山稔議長は、議会の改革と住民サービスの枠組みを強化することを目指すと述べた。
副議長の辞職や新副議長の選挙も行われ、上條美智子議員が当選。市議会の運営に貢献する意向を示した。
本会議を通じ、臨時会は新型コロナ対策に対応しつつ、市政発展に向けた具体的な方針を示した。今後の市政運営に期待が寄せられている。