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松本市、分散型新庁舎整備を巡る議論が続く

松本市の新庁舎建設計画が従来の集約型から分散型に見直され、多様な意見が交わされる中、協議が継続されることとなった。
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令和4年1月12日、松本市議員協議会が開催され、市役所新庁舎の建設について議論が行われた。

市長の臥雲義尚氏は、新庁舎建設計画を従来の集約型から分散型に見直す方針を強調し、地域拠点を設けることで市民サービスの向上を目指すと述べた。この新しい方向性は、オンライン化の進展を踏まえ、より柔軟な行政サービスの提供を実現するための提案であると説明した。

一方で、議会内では意見が分かれた。池田国昭議員は「分散型は非効率だ」とし、分庁舎を設けることによるコストの増加や、住民にもたらす便益について疑問を呈した。また、村上幸雄議員や田口輝子議員は、子供や高齢者に関連する福祉機能を分散させることに不安を示し、現行の本庁舎を使用する重要性を強調した。

議長の芝山稔氏は、今回の計画が市民からの意見を適切に反映したものでない限り、庁舎の建設方針を再検討すべきだとの考えを示した。このような中、協議会では新庁舎建設案について継続討議の必要性が認識され、集約結果がまとめられた。

さらに、議員らは、庁舎計画に関連した三の丸エリアビジョンとの整合性や、南松本に新分庁舎を設けることの妥当性についても疑問を持ち、それらを検討する必要があるとの意見で一致した。議論は続くが、現時点では具体的な方針は定まっていない。今後の協議が注目される。

議会開催日
議会名令和4年1月議員協議会
議事録
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