令和3年9月17日に開催された建設環境委員協議会では、環境戦略や交通戦略に関する重要な議題が取り上げられた。
まず、環境・地域エネルギー課長の鈴木博史氏が「まつもと環境戦略(第4次松本市環境基本計画の策定)について」の報告を行った。塩原孝子委員が温室効果ガスへの対応について質問を投げかけた。鈴木氏は、地球温暖化対策実行計画が今年度中に素案をまとめ、来年度にはパブリックコメントを実施する予定であると回答した。また、全庁を挙げて環境問題に取り組む重要性を強調した。
さらに、神津ゆかり委員からビジュアル面の改善について提案があり、環境保全施策庁内推進会議における各部署との関係や会議頻度についても伺った。委員たちは、ゼロカーボン施策への迅速な対応を求めたことが印象的だった。次に、林道事故に関する森林環境課課長補佐の前田潔氏の報告が行われ、神津委員が危険木の除去計画について質問し、迅速な対処が必要である旨を強調した。
続いて、松本市総合交通戦略の見直しについての報告が行われた。交通ネットワーク課長の丸山博氏および自転車推進課長の西山隆之氏が説明を行い、委員は自転車活用推進計画の進捗や補助金制度について質問した。自転車の安全を確保しつつ利用促進を図る重要性について共通認識が示された。
最後に、上高地線田川橋梁復旧に向けた進捗状況が報告され、高校生の自転車利用の促進も話題に上った。委員は、自転車置場やシェアサイクルの駐輪場の必要性を訴えた。このように、多岐にわたる議題が討議され、特に環境戦略や交通問題への関心が高まっていることが伺えた。