令和3年3月11日に開催された教育民生委員協議会では、高齢者等へのコロナウイルス検査助成事業の継続と、学校施設計画の策定が議論された。
協議事項の一つとして挙げられた新型コロナウイルス感染症病原体検査助成事業について、健康づくり課長の逸見和行氏は、事業の継続実施を提案した。委員からは、この事業が現在どのように展開されているのか、詳細な説明を求める意見もあった。こうした質疑を経て、委員会は助成事業の継続を認め了承した。
また、報告事項として松本市学校施設個別施設計画の策定が取り上げられ、学校教育課長の上條公徳氏が説明を行った。委員の上條俊道氏は、外断熱の施工方法に関する意見を述べ、その計画の調整を求めた。開口部のサッシに関する方針が示されず、懸念を持つ上條氏が「ピン止めの方法を使わない外断熱は必ず可能」と強調した。
さらに、塩原孝子委員は、耐震化についての質問を行った。学校教育課長の上條公徳氏は新耐震基準について説明。「新耐震基準以降のものについてはしっかりと耐震工事が完了している」と述べ、教育環境の安全性に対する信頼感を示した。
意見を集約する中で、委員長の小林あや氏は現行の計画に対する支持を表明し、全体での承認を呼びかけた。委員全員から異議の申し立てはなく、計画は承認された。
この会議では、新型コロナウイルス対策や教育施設における安全性確保が重要なテーマとして取り上げられ、さらなる改善の余地があることが示された。