令和4年3月10日に開催された建設環境委員協議会では、複数の重要な議題が議論された。
まず、新ごみ処理施設基本構想の策定について、環境・地域エネルギー課長の鈴木博史氏が説明を行い、特に質疑は発生しなかった。この構想は地元の意見を反映した形で進められており、承認を得た。
次に、エコトピア山田再整備における地域づくりについて原文彦環境業務課長が報告。委員の上條美智子氏が、山田町会の「おおむね了承」の内容について尋ね、地域間での合意形成の進展について確認を求めた。原課長は、地元住民への説明は進めているが、細かい調整が必要であると語った。
上條氏は、クラインガルテンの整備が他地域とどのように異なるのかを質問し、原課長は、当該地域では居住を希望する人への定住支援を考えていると答弁した。これにより、地域の人口増加が期待される。
このエコトピア山田をめぐっては市内外の様々な意見が浮上しており、地域の公平性を確保する方策が求められている。有効な地域づくりを進めるため、地元のニーズを細かく把握し調整しているとのことだ。
その後、公共交通課長の柳澤均氏がまつもと公設民営バス事業について説明。質疑はなく、承認が得られたが、この事業の実施は地域住民の利便性向上に寄与すると期待されている。
最後に、自転車推進課長の西山隆之氏によるシェアサイクル事業の利用料金変更についての発表が行われた。土屋眞一氏が料金の変更について自らの意見を述べ、継続利用者の負担感軽減を求めた。西山課長は、料金改定にあたっては利用者の意見を尊重すると強調しつつも、業者の自助努力に依存する面があると認めた。