令和4年5月17日、松本市議会第1回臨時会が、議事堂において開かれた。
市長「臥雲義尚」は、経済の回復と社会の活性化に向けた取り組みを強調した。
大型連休の過ぎた松本市は、コロナの影響から立ち直りを見せているとし、行動制限の解除後、活況を呈する市街地の様子を報告した。
「政府の緊急対策として地方創生臨時交付金の活用についても検討を進める」とも言及した。
議案は市有財産の取得など、合計5件が提出された。
議案第1号は松本都市計画道路の整備用地取得、議案第2号は松本城南・西外堀復元事業用地の取得である。
議長「芝山稔」は議事を進行し、質疑は特に行わず、委員会付託を行った。報告を行った各委員長は、議案が慎重審議に付託された旨を報告した。
特に議案第1号では、取得する土地の面積について説明があり、進捗率が95.69%に達した点が評価された。
また、議案第2号についても同様に、進捗率78.8%という数字が示された。
一方、国民健康保険税条例の改正については、一部地域での負担増加の懸念が表明され、本案の了承にも慎重な意見が見受けられた。
委員からは、国の補助金に関連する制度の不備について質疑が行われ、理事者から説明がされた。
「市民への適切な情報提供が求められる」ともコメントがあり、今後の対応に注目が集まっている。
採決の結果、提出された5件の議案はすべて承認された。
臨時会は閉会の運びとなり、次回議会に向けた準備が進められることとなった。
議長は、「今後も市民のための施策を推進し、全体としての市の活性化に努めたい」と締めくくった。