令和3年8月18日に行われた建設環境委員協議会では、公共交通の重要性や環境保全に関する様々な議題が提起されている。
特に重要なテーマは、エコトピア山田の再整備計画と、まつもと公設民営バス事業の取組状況である。
エコトピア山田の基本計画の策定は、市民の期待に応えるべき重要な課題として議論がなされた。環境業務課長の原 文彦氏は、再整備により約17年の延命効果が期待されると述べた。
また、まつもと公設民営バス事業については、公共交通課長の柳澤 均氏が3,000人を対象にした郵送アンケートの実施予定を報告した。
このアンケートでは、高齢者を含む交通弱者の意見を反映させることが主眼に置かれている。
複数の委員からは、バス事業の実施方法に対する質問が相次いだ。
公共交通の課題に対して、塩原 孝子委員は、地域によって異なるニーズを吸収する重要性を強調した。また、柳澤氏は、3つのエリアに分けたアンケート配布により、偏りのないデータ収集を目指していると説明した。さらに、アンケートの周知方法についても活発な議論が交わされた。
続いて、松枯れ対策や林道事故の報告が行われた。森林環境課課長補佐の前田 潔氏は、松くい虫による枯損木の調査とその対策を挙げた。特に、地元の意見を重視した施策の実施が求められている。
また、林道での事故が発生し、事故調査が進行中であることが伝えられた。公共交通網や環境整備において市民の安全が常に優先されるべきであるとの意見もあった。
この様に、会議では公共交通の充実、環境への配慮、地域住民との協働が重要な柱であることが強調された。市が進めるこれらの活動は、地域活性化に必須であるとの認識が共有されている。