令和3年2月26日、松本市議会で行われた当初予算説明会が開催された。議会では、令和3年度当初予算として約1,313億円を提案し、各部門の予算について詳細な説明が行われた。
環境部関係の予算としては、環境保全や動植物の保護に関連する施策が強調された。また、農林部関係の予算では、農業振興や地域資源の活用が重要なテーマとして取り上げられた。地域を活性化する視点から、多くの施策が提案されたが、特に新型コロナウイルスの影響が続く中での実行に関して懸念の声が上がった。
商工観光部については、地域経済の復興を図るため、観光業の支援や新たなプロモーション戦略が必要とされている。今後は、特に観光施設や周辺環境の整備が重要な課題となっていく見込みである。さらには、上高地観光施設の県の管理への移行の影響も含めて、観光資源をいかに最大限に活かすかが問われている。
教育委員会では、教育現場のICT化が推進される中、子どもたちの目の健康や心のケアなどに対する配慮が求められている。特に、心の健康を支えるための施策が不可欠であり、教員のストレスチェックやカウンセリングの導入が進められようとしている。
また、公民館整備や地域コミュニティの活性化に関する予算も重要な柱として挙げられた。地域づくりに向けた施策が展開されており、市民活動を支援するための補助金が設けられる。