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松本市議会、様々な社会課題への取り組みを議論

松本市議会ではアピアランスケアや選挙管理、災害時の支援策など多様な社会課題への具体的な取り組みが議論された。
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令和3年12月松本市議会定例会が開催され、市内の様々な社会課題に関する質問が行われた。

最初に内田麻美議員が、アピアランスケアについて尋ねた。アピアランスケアとは、がん治療による外見の変化に対しての支援を指し、平林恭子健康福祉部長はその重要性を強調した。

「がん患者の生存率は向上しており、社会生活を営む人々が増えている」と述べ、市の取り組みとしてアピアランスケアに対する間接的な支援が行われていることを明らかにした。

また、内田議員は医療用ウィッグの購入費助成制度についても言及し、「助成制度がある自治体が増えており、松本市でも導入を検討してほしい」と要望した。これに対して平林部長は、「助成制度導入は市の財政負担を考慮しながら進める必要がある」と答えた。

続いて、勝野智行議員が選挙管理の問題を取り上げた。衆議院選挙の投票率が過去2番目に低く、特に若者層の投票率が懸念される中、赤羽正弘選挙管理委員長は、「県選挙管理委員会とともに若年層の投票率アップに向けた取り組みを進める」とし、移動期日前投票所の開設を評価した。

次に、上條美智子議員が災害時における液体ミルクの備蓄について質問した。小西敏章危機管理部長は、「液体ミルクの導入の必要性を認識しており、今後積極的に検討する」と答えた。

さらに、神津ゆかり議員は小鳥と小動物の森の改善について呼びかけた。「エンリッチメントや市民参加型の取り組みを進めてほしい」と強調し、松本市の動物愛護についての取組の重要性を指摘した。

議会では、松本市が抱える様々な課題に対して具体的な意見交換が行われ、市民のニーズに応じた施策が求められていることが浮き彫りになった。今後も、地域の実情に即した施策を進める姿勢が重要とされている。

議会開催日
議会名令和3年松本市議会12月定例会
議事録
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