令和5年8月7日、飯山市議会の臨時会が開催された。
この臨時会では、議案第69号「令和5年度飯山市一般会計補正予算(第3号)」の審査が行われた。
市長の江沢岸生氏は、補正予算の目的として、原油価格や物価の高騰による家庭への負担軽減を挙げ、特に給付金の交付を迅速に実施する重要性を指摘した。
具体的には、県の「生活困窮者価格高騰特別対策支援金」として1世帯当たり2万円、さらに子育て世帯への支援金として子ども1人あたり3万円を計上する考えを示した。
また、教育長の松木英文氏は、新統合小学校の建設に関連する債務負担行為の変更に関しても説明を行った。
工事が入札で不落となったことから、設計価格の増額が避けられない現状について説明し、施工条件の見直しが必要となると強調した。
委員会の審査結果は全員一致で原案通り可決され、今後、国の補助金や県支出金を活用して事業を進める方針が示された。
議会運営委員長の佐藤正夫氏は、会期が1日限りであることを報告し、質疑は行われなかった。
市長は、議会の協力を得て、現金給付を早急に実施したいとの意向を述べ、会議は閉会へと進んだ。