令和2年9月24日、飯山市議会は第374回定例会を開催し、重要な議案を審議した。
中心議題は、教育委員会の委員任命や人権擁護委員候補者の推薦に関するものである。
市長の足立正則氏は、教育委員会委員の小林輝紀氏の再任を求めて同意を賜るよう説明した。さらに、人権擁護委員に関しても、新任を推薦する旨を報告した。議長の渋川芳三氏は、両議案を直ちに採決すべきとの提案をし、場内で異論はなかった。
この結果、教育委員会委員と人権擁護委員候補者の推薦はそれぞれ原案通りに決定された。
次に、予算決算常任委員会付託議案の審査報告が行われた。高山恒夫予算決算常任委員長は、昨年度までの決算案を報告し、重い台風19号の影響を受けた中でも市民生活への支援措置や復興策が進められたことを述べた。議案第89号から99号までの11件は全員一致で原案通り認定され、決算の承認が得られた。
また、総務文教常任委員会や産業民生常任委員会の議案についても、全員一致の賛成をもって可決されている。
さらに、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた地方財政の現状を受け、地方税財源の確保を求める意見書も提案され、これも異論なく可決された。
議会基本条例と政治倫理条例に関してもそれぞれ提案され、これに関しても全員賛成のもと可決された。本日は、会議の終わりに市長から新型コロナウイルスへの対応や過去の台風災害への取り組みについて改めて市民への協力を求める挨拶があった。
結びに、議員たちは、今後の取り組みを通じて、さらなる地域活性化を図ることが期待されている。