令和4年6月15日、飯山市議会は第381回定例会を開催した。
本日の議題は、複数の重要なテーマに関して進行し、特に豪雪地における生活環境や、地域支援策が話し合われた。具体的には、佐藤正夫議員が「豪雪地の暮らしを考える」として、雪下ろし作業における危険を軽減するための命綱固定金具設置に関わる市の支援拡充について質問した。これに対し、高橋英志建設水道部長は、さまざまな補助制度を拡充した旨を説明し、公共施設にも設置支援が可能か検討する意向を示した。
また、地域集落の支援についても多くの関心が集まっており、特に集落の集会施設の改修に関わる補助金制度の強化が求められた。鈴木靖史総務部長は、集落の多様なニーズに応えるため、来年度の予算編成にあたり、各地域の要望を反映させる考えを強調した。
道の駅に関する発言も多く、市内の観光施策強化の一環として、フジすまいるファーム飯山が主催する地域活動支援センターの設立も話題に上った。障がい者の就労支援を目的としたこの取り組みは、地域の活性化にも貢献する期待が寄せられている。
さらに、コロナ禍の影響についても議論があり、新型コロナウイルスにより経済的打撃を受けた宿泊業者への支援策が話し合われ、経営維持に向けた柔軟な対応が求められた。市長の足立正則は、道の駅のリニューアルにおいて観光客の利便性を高め、地域振興に寄与する意向を表明した。
このように、本日の議会では豪雪地の取り組みや地域支援、観光振興、さらには障がい者支援まで、多岐にわたる意見交換が行われ、地域の未来に向けた貴重な議論が交わされた。