令和4年9月、飯山市の定例会が行われ、人口減少や財政健全化に関する議論が展開された。
特に人口減少の進行が重要な課題として浮かび上がった。山崎一郎議員は、全国的な人口減少の影響に触れ、行政としての対応が求められていると述べた。彼は自らの見解を示し、財政の健全化に向けたこれまでの取り組み状況について質疑を行った。
鈴木靖史総務部長は、直面している財政難を解決するために、公共施設の統合や業務のスリム化に取り組んでいると強調した。加えて、未利用資産の利活用についても言及し、特に旧城南中学校の利活用が急務であると訴えた。
未利用資産の活用策についても議論が行われ、山崎議員が具体的な進展の確認を求めた。市長の足立正則氏は、地域資源を活用する必要性を説き、早急な対応を約束した。この流れの中で、移住・定住施策や地域を活性化するための新たな提案も浮かび上がった。
また、水道料金に関する質問では、今後の物価対策が長期化することを見越して、料金の減免措置が導入されることが発表された。これは市民の生活支援を目指すものであり、引き続き見直しを検討する姿勢が示された。
佐藤武造展に関しても関心が寄せられ、入館者数が984人であったことが報告された。これはコロナの影響を受けた中での数字であるが、今後の美術館活動の重要性が再確認された。