令和4年6月の第381回飯山市議会定例会が開会された。
会議では、多くの議案が上程され、その中でも補正予算案が大きな焦点となった。
特に、令和4年度一般会計補正予算(第2号)は、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける低所得のひとり親世帯等へ、国の給付制度に基づく支援として5,320万円を追加するものである。足立正則市長は、この措置が市民に早く届けられるべきと強調した。
次に、令和4年度一般会計補正予算(第3号)についても、多くの市民が影響を受ける内容が盛り込まれた。特に、原油価格や物価高騰に直面している住民税非課税世帯を対象とする福祉給付金の支給に3,880万円余が計上され、また、衛生費や商工費においても多くの予算が追加される見込みだ。市長は市民の負担軽減を図ることを強調した。
議案第58号では、選挙運動用ポスターの公費負担に関する条例の改正も提案された。これは、公職選挙法の改正に基づくもので、選挙に関わる公費負担の明確化が図られた。
また、飯山市北陸新幹線飯山駅周辺地区における商業施設等の立地促進に関する条例の改正も行われた。この改正は商業施設の立地を促進し、地域経済の活性化を図ることを目的とする。市長は、この条例の重要性を再確認し、地域の再生を訴えた。
議会では、日程の委員会付託と報告事項についても協議が行われ、すべての議案が無事に可決される見込みである。
今回の定例会では、新型コロナ対策や地域振興策が多くの時間を費やされ、市民の生活の質を向上させるための知見が議論された。市は今後も市民に寄り添った施策を進めていく意志を示した。