令和4年3月23日、飯山市議会第380回定例会が開かれた。
会議では、令和3年度飯山市一般会計補正予算第14号及び固定資産評価審査委員会委員の選任に関する同意が提案された。市長の足立正則氏は、補正予算に関し、農業や飲食業への支援を強調した。
特に、豪雪による農地の残雪対策に600万円を追加し、さらに、飲食事業者支援のための経費として1,550万円を計上する意向を示した。一般会計の予算総額は169億4,066万円となり、これが市の経済回復に寄与することが期待される。
議案第52号については、固定資産評価審査委員会委員の足立本光氏の選任が報告され、議会の同意を得て採決が行われた。これに対し、「異議なし」との声が上がり、全会一致で可決された。
今回の定例会では、予算決算常任委員会の審査報告も行われた。委員長の石田克男氏は、合計26議案が付託され、令和4年度予算案関連の議案が賛成多数で可決されたと報告し、全体での議案が円滑に進められたことに安堵する声があった。
また、松本淳一議員と飯田健一議員より提出された予算に関する修正案は、慎重に審議が行われた結果、否決される運びとなった。主な修正内容は宿泊施設整備事業補助金や健康増進施設整備事業補助金の見直しであり、地元の意見が十分に反映されなかったとの指摘を受けた。
上松永林議員による水田活用の支援に関する意見書の提案も行われた。地域農業の重要性を再認識し、安定的に農業経営が行えるよう、国に対して要望する内容で会議の重要な議題ともなった。
最後に、市長の足立氏は、議会での承認を感謝し、市政の進展について新年度の重要性を改めて強調した。特に、新型コロナウイルス対策や経済支援に向けた取り組みは、引き続き進めていく方針を示した。今後も市民の安心を確保するため、様々な施策を講じる必要性があると述べた。