令和2年6月18日に開かれた飯山市議会定例会では、一般質問をはじめとする多数の議題が審議されました。
最初に、飯田 健一議員が台風19号による河川敷農地の堆積土砂撤去についての質問を行い、市の対応を求めました。飯田議員は、台風以降8か月が経過しても問題が未解決であることを指摘し、農業者の高齢化が進む中での復旧が困難であると述べました。これに対し、足立 正則市長は、農業委員会と連携し状況を把握していると回答しました。さらに、市長は、被害改善には市民からの要望が重要であり、適切な手続きを踏むことが必要であると強調しました。その上で、議員からも国庫補助の申請が求められました。
続いて、小林 喜美治議員がコロナウイルスの影響を受けた施策について発言しました。小林議員は、特に感染拡大防止策や、経済支援策の重要性を強調しつつ、新型コロナウイルスによる影響が深刻化する中で、地域の観光振興や新たなライフスタイルを検討する必要性を指摘しました。足立市長も国と県の施策との連携を図りつつ、観光資源を生かした施策を進める意向を表明しました。
さらに、西澤 一彦議員は、防災・減災の重要性について質疑し、信濃川水系の治水対策や、古牧橋の架け替えについての進捗状況を確認しました。市長及び部長は、現在進行中の工事や防災対策について説明し、地域住民の安全確保への取り組みを約束しました。
最後に、全議案において市の財政状況や今後の予定が説明され、全体として前向きな議論が交わされた一日となりました。市は今後も市民の期待に応えるべく、様々な課題に取り組む姿勢を示しています。