令和5年6月8日、飯山市議会の定例会が開催され、重要な議案が提出された。
市長の江沢岸生氏は、冒頭で地域福祉や観光振興についての進展を報告。
特に、春の菜の花まつりでは29,000人を超える来場者があり、経済活動の回復が見られたことが強調された。
江沢市長は、エネルギー価格高騰に対する支援として、「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」を利用した補正予算案を提案した。
その総額は約1億3,000万円で、特に影響を受ける事業者への支援が盛り込まれている。これに伴い、生活支援のための給付金も計上された。
さらに、江沢市長は、危機管理体制の強化を図るために新たに「危機管理監」を設置する条例案を提案。
これにより、大規模災害時の適切な対応強化を目指す考えが示された。山崎一郎議員からは、体制強化の具体的な内容について質疑があり、江沢市長は自然災害の頻発化を背景に、その必要性を訴えた。
市が進める施策には、移住促進や高齢化対策なども含まれており、特に医療費無料化や冬季の高齢者共同住宅整備に向けた取り組みが進行中と報告された。
本日の議会では、28件の議案と6件の報告事項が議題予定であり、各議案の審議へと進むことが確認された。議会は6月28日までの21日間の会期とされており、今後の審議が注目される。