令和5年3月6日に開催された飯山市議会の定例会では、さまざまなテーマに対して活発な議論が交わされました。特に教育・子育て支援や高齢者支援に関する発言が目立ちました。
教育・子育て支援について、荻原章一議員は学校給食費の無償化を求めました。湯本教育部長は、新年度の予算案に学校給食費負担軽減事業として、小・中学生の給食費に4割の補助を計上したと述べました。荻原議員は、他の自治体の動向にも言及しつつ、無償化への道筋を求めました。このほか、新統合小学校の開校準備についても言及し、地域のニーズを反映した学校づくりを強調しました。
また、高齢者支援の観点では、冬期間の高齢者共同住宅に関する取り組みが説明され、地域における支援の強化が求められました。特に、移住者や高齢者が安心して暮らせる住環境の整備が重要視され、共同住宅の運営についても議論が展開されました。
水害対策については、総務部長が市の治水対策の進捗について説明しました。国と県の協力の下、河道掘削や堤防整備の事業が進行中であるとのことです。また、最近の大雪や異常気象に対応した新たな取組についても言及があり、市民に向けた情報発信の必要性も強調されました。
最後に、ジェンダー平等に関連する取り組みが議論され、伊東副市長は男女共同参画に向けた具体的な活動として、地域での意識向上を目指すと述べました。重視されるべきは、男性も含めた全市民が構築に参加することだと強調されました。
これらの議論を通じて、飯山市が目指すのは市民誰もが安心して共生できる社会の実現であり、今後の具体的な施策に市民の期待が寄せられています。