令和4年3月7日、飯山市議会の一般質問において、議員が新年度予算や環境政策、移動入浴車運営等について詳しく問うた。
疑問は令和4年度の予算が市民生活にどう影響を与えるかに集中した。特に日本共産党の渡辺美智子議員は、来年度の予算について強く関心を示した。彼女は、「一般会計は全体で前年度比8.1%増、11億5000万円の増であるが、ソフト事業に関する予算がほとんど見られない」と指摘した。
さらなる具体例として、高齢者支援や子育て支援、ひきこもり対策などに新たな施策が見られない点を強調した。これに対し、総務部長の北爪英紀氏は、新たな取り組みとして高齢者向けの住宅の支援や、母子保健事業の面で若干の措置が取られていることを答弁した。
次に、環境問題についての焦点は、「第3次環境基本計画」であった。渡辺議員は、2030年度に温室効果ガス排出量を62%減少させる目標について質問し、その達成策について鈴木靖史民生部長からの説明を求めた。民生部長は、当該計画が既にパブリックコメントを得ており、具体策については関係部門と調整を重ねていくと述べた。
移動入浴車運営事業もまた、響き渡る注目を集めた。この事業は、高齢者の介護予防を目的としており、トヨタ自動車との連携で進められている。市長の足立正則氏は、この新たな取り組みの重要性を強調し、高齢者の方々が気軽に入浴することができる環境整備を進めていくと述べた。