令和4年12月22日、飯山市議会の定例会が開催され、いくつかの重要議案が審議されました。
最初に上程されたのは、議案第129号「令和4年度飯山市一般会計補正予算(第10号)」です。この予算案は、国及び県の補正予算に基づく経費の追加を目的としています。江沢岸生市長は、出産・子育て応援交付金の給付に要する1,050万円や、土木費の急傾斜地崩壊対策事業の負担金120万円などを盛り込んだことを説明しました。この補正により、一般会計の予算総額は170億6,101万8,000円となると報告されました。
続いて、議案第130号と第131号に関する監査委員の選任及び教育委員会委員の任命についても、江沢市長からの提案に基づいて、他の議員からの質疑を省略し、直ちに採決されることが決まりました。「監査委員に山崎一郎氏」と「教育委員会委員に中村香織氏」の任命については、それぞれ原案通り同意することが決定されました。
加えて、一般質問では山崎武雄議員が多様な問題を提起しました。文化交流館「なちゅら」の運営状況について、田中文化振興部長は、過去の利用実績や使用者の分布状況を詳しく説明しました。また、農林施策においては、丸山経済部長が有害鳥獣対策に関連する電気柵の設置状況を報告し、補助金の交付実績について具体的な数値を示しました。
さらに、議会は新設される飯山駅前ホテルに関する補助金の進捗状況に関しても議論を行いました。宿泊施設整備事業に関して、令和4年度の予算が適切に執行されていくかが焦点となっており、今後の状況に注視する必要があるとされました。