令和元年6月20日に行われた令和元年第368回飯山市議会定例会において、各議員が活発に質問を展開した。同会議では、工事請負契約や財産取得に関する議案が上程されたほか、一般質問も行われた。
市長の足立正則氏は、提出された議案について説明し、飯山市新防災行政無線システム整備工事および飯山市民体育館の耐震化事業に関する請負契約の締結と、冬期除雪に必要なロータリー除雪車の取得について、議会の承認を求めた。これらの提案は、地域住民の安全や利便性を高めるために不可欠な措置であるとされている。
続く一般質問では、高山恒夫議員が人口減少について質問をした。高山議員は、飯山市の人口が2万人を割り込んだ件を挙げ、その原因や対策について市長の見解を求めた。足立市長は、市民の意識を高め、移住・定住施策を強化していく重要性を強調した。特に、飯山市への移住を促すための施策を一層推進する考えを示した。市長は、人口減少を悲観せず、生活の質を向上させる努力をすると述べた。
岸田眞紀議員は、地域連携の重要性を訴え、特に高齢者や移住者への支援策が必要視されると指摘した。また、地域おこし協力隊に関連した質問では、協力隊員の役割とその活動の成果についても議論がなされた。市長は、協力隊の活動が地域活性化に寄与しているとし、今後も連携を強化する意向を示した。
このように、定例会では多様な議題が上がり、議員間での意見交換を通じて地域が抱える課題の共有が行われた。特に人口問題や地域活性化は、多くの議員によって重要視され、今後の施策に反映されることが期待される。