令和3年12月第379回飯山市議会定例会が開会した。
足立正則市長は冒頭、ワクチン接種率が87%に達したことを報告し、感染者数の減少を強調した。
また、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた地域経済の回復に期待を寄せ、「いいやまに泊まろうキャンペーン事業」などの実施を示した。
今回の議会では、補正予算案12件、条例案8件、事件案2件の合計22件が議題として挙げられている。
特に、一般会計補正予算については、総額で61億4041万円の増額が提案されている。
主な内容は、低所得者世帯等への支援として「あったか生活応援金」の給付や、ワクチン接種に必要な経費などである。
また、議案第128号では新たに「飯山市まち・ひと・しごと創生基金」を設置し、企業版ふるさと納税による寄付を活用する方針が示された。
足立市長は、この基金を地域活性化に充てると話している。
若者定住促進については「戸狩成合若者住宅」に対する改修が行われ、新たに家賃と入居期間を定める条例改正が提案されている。
市長は、移住推進への具体的な取り組みを続ける必要性を訴えた。
the議会の会期は11月29日から12月17日までである。議会運営委員会の久保田幸治委員長が会期を19日間と報告したが、質疑は行われなかった。
この会議は、本日も全議員出席のもと、感染対策も考慮されて開かれている。
議長の渋川芳三氏は、質疑がないことから、提案された議案について速やかに審議を進められるよう呼びかけている。