令和3年9月第378回飯山市議会定例会が開催され、各議案について審議された。
最初に、市長は新型コロナウイルス感染症の影響と対応について言及した。感染者数が急増している中、飯山市では市民の協力により感染拡大を抑えていることが強調された。ワクチン接種についても86%の接種率を目指すとし、積極的な接種を呼びかけた。
次に、議案第74号から第111号までの38議案が上程された。令和2年度の一般会計歳入歳出決算について、市税や地方交付税の推移が説明された。収入が200億円超となり、歳出については人件費や扶助費が増加していることが報告され、黒字決算となった。歳入の増加については、特別定額給付金等の影響があったことも併せて説明された。
令和3年度の補正予算については、財源確保のための措置や新型コロナウイルス関連事業に対する増額予算が提案された。経済支援策として「いいやまに泊まろうキャンペーン事業」や「飲食店支援事業」の継続が示された。
また、議案第102号「固定資産税の課税免除に関する条例」については過疎地域対策が強調された。新過疎法に基づき、地域振興への期待が寄せられる。これにより、企業進出の促進が期待されている。
市長は、次期へ向けて進行中の城北中学校区新統合小学校建設計画の進捗状況についても触れ、地域との連携を進める意向を示した。市民にとっての利便性の向上が進められると予想されている。
最後に、防災対策について触れ、市民に対して高齢者や子どもたちの安全確保を再度呼びかけた。今後の台風シーズンに向けた備えも重要であると述べた。全体的に、質疑はなく、議案については無事に結論が報告された。