令和3年9月、飯山市議会において、災害対策や脱炭素社会の実現について議論が行われた。特に洪水時の避難対策では、上松永林議員が令和元年の台風19号や令和2年の豪雨による浸水被害を取り上げ、内水氾濫等の防止策について質問した。市の村上建設水道部長は、飯山市街地の内水排除について、圧力管を利用した排水や城山雨水排水ポンプ場の運用を説明した。ポンプ場の復旧は早期に完了したものの、今後の対策強化が求められている。
また、賀茂多市長は、脱炭素社会実現のために重要な施策を進めていることを説明した。具体的には、再生可能エネルギーの利用促進や太陽光発電設置の補助について言及。特に市長は「地域の環境を考慮し、持続可能な発展を目指す」という意気込みを示した。
さらにこの日の議論では、下水道汚泥の資源化についても触れられ、村上部長は、今後の経費削減や再生可能エネルギー導入が進むことにより、地域の持続可能な発展に寄与すると述べた。地域全体の環境基本計画に反映させていくことが課題であり、市民の理解を得る必要があることも強調された。
議会では、今後も市民参加の意識共有や具体的な行動が求められることを合意した。特に災害時の行政と地域の連携が被害防止に繋がるとし、具体的な取組の推進についても全会一致で支持された。