令和3年3月8日に開催された飯山市議会定例会では、様々な議題が取り上げられ、市の施策や施行に対する意見が交わされた。
議案第44号では、令和2年度飯山市一般会計補正予算に関する審議が行われ、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保に向けた経費が追加されることが確認された。また、足立正則市長は、この補正予算により新型コロナウイルス感染症対策に関連する経費、例えばプレミアム付飲食チケットの発行支援や観光促進策のための予算が計上されたと説明した。
岸田眞紀議員からは、少子・高齢化対策についての質問があり、地域における出生率の低下や教育施策における統合校の動向が指摘された。岸田議員は、特に少子化の影響が教育制度に与える影響について懸念を示し、教育長の見解を求めた。教育長の長瀬哲氏は、教育機会の均等を目指した統廃合の必要性を強調しつつ、地域の教育環境を維持・向上させるために尽力する意向を示した。
さらに、企業誘致に関する施策についても議論され、地域経済の活性化に向けた取り組みが提案された。また、市内で開催されたインターハイスキー大会についても、地域のスポーツ振興や観光の重要性が再認識され、今後の大会運営に向けた準備の必要性が強調された。
「第39回いいやま雪まつり」の開催に関しても触れられ、実行委員会の労力や地域住民の協力が評価された。また、参加者に対する感謝の意が述べられ、来年度以降の企画改善に関する提案もなされた。このように、議会では地域の課題解決に向けた具体的な施策と、その実施について円滑な答弁がなされていることが伺えた。