いの町議会は令和5年第3回定例会を、9月8日に開催した。
この日は、議案第63号から95号までに関する質疑が行われ、主に令和4年度の決算に関する内容が中心であった。議案第63号については、いの町一般会計補正予算の専決処分の報告と承認があり、質疑は行われず、異議なしとされ通過した。
続いて、議案第64号の家庭的保育事業等の条例改正に関しては、質疑がなく承認された。特に注目されたのは、議案第65号の令和4年度一般会計歳入歳出決算の認定である。特に質問したのは、議員の池沢紀子氏であり、借地料の総額や決算額について質問し、明確な返答が得られた。
池沢氏は、また、借地契約の見直しについても言及し、具体的な協議の内容を問うた。その後、総務課長の土居浩氏が借地料の総額は約2,053万円であると説明した。この内容に対し、議案の内容が承認される。
他にも、教育問題や環境対策についての質疑も行われたが、特に重要なポイントは、新規就農者支援事業に関する質疑であった。これは、農業従事者確保に向けた取り組みとして高く評価されており、その効果を期待する声が多く挙がった。「具体的にどのような支援が行われるのか、実績についても評価が必要です」といった発言があった。
総じて、この定例会においては、令和4年度の協議が行われ、今後の予算計画に対する議論も盛んになされた。町長や各課長が出席し、各議案への理解を深める場となった。議会は午後1時より再開し、さらなる審議が期待される。