令和4年3月8日、かすみがうら市議会において第1回定例会が開催された。
この会議では、市民の健康や安全を守るための施策が多く取り上げられ、特に新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」と鳥インフルエンザ対策について、議員からの質問が相次いだ。
中根光男議員は、新型コロナウイルスの変異株に関する医療体制の強化や自宅療養者への健康観察の重要性を指摘した。彼は、「自宅療養者への健康観察を強化し、パルスオキシメーターの貸出しを進め、自宅療養者が安心して療養できる環境を整える必要がある」と強調した。
また、保健福祉部長の君山悟氏は、自宅療養者への健康観察を強化し、オンライン診療やパルスオキシメーターの利用について詳細な説明を行った。「市では独自にパルスオキシメーターを購入し、必要な方に貸出しを行っています」と述べ、今後さらに支援を強化していく考えを示した。
次に、鳥インフルエンザに関して、中根光男議員は「感染状況と経過、および農家への感染対策の周知徹底」について質問した。産業経済部長の大久保定夫氏は、感染拡大防止に向けた防疫措置を講じたことを語り、県との連携が強化されている状況を報告した。「過去の感染事例を参考にしながら、各農家への情報提供を徹底しています」と述べた。
来栖丈治議員は、郷土の自然環境の保護と、霞ヶ浦地区の過疎地域指定についての政策の変化に言及した。市長の坪井透氏は、「この過疎地域指定を厳粛に受け止め、地域活性化に向けた計画を策定する」との意義深い発表を行った。
市民部長の山内美則氏は、同地区における不法投棄問題が深刻化していることに懸念を示し、清掃活動の復活を検討する意向を示した。「市民と協力し、地域環境の美化を進め、ポイ捨てを防ぐ取り組みが必要です」と述べた。
このように、会議では市の政策や施策が議論され、行政と市民の連携が求められていることが強調された。今後、議会の取り組みがどのように実行されていくか、注視していく必要がある。