令和6年7月29日、かすみがうら市議会第2回臨時会が開催され、2件の重要な議案についての審議が行われた。
この臨時会では、令和6年度かすみがうら市一般会計補正予算(第4号)と中央庁舎整備工事請負契約の締結が議題に上がった。
市長の宮嶋謙氏が補正予算について説明し、歳入歳出予算の総額にそれぞれ2億652万4000円を追加するものであり、総額185億8886万2000円に達すると述べた。歳入の主な内容には、国庫支出金として物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金が含まれるという。また、地域振興基金からの繰入金も計上され、旧志士庫小学校特別教室棟の施設整備に関連する市債の限度額も追加されると報告された。
続いての質疑では、議員の佐藤文雄氏が地域振興基金の繰入金に関する具体的な残高について尋ねた。これに対し、市長公室長の横田茂氏は、補正後の基金残高が7億6776万7000円に予想されると答えた。また、将来的な積立てについても、利子分を積み立てる見込みがあると説明された。
次に、白熱した審議の後、議案第46号に対して質疑が終了し、その後、委員会付託を省略することで全会一致で可決された。議案第47号に関しても質疑を通じ、議会の承認を得て無事に可決された。
また、本臨時会は、1日限りの会期で行われ、いずれの議案も活発な審議を経て全会一致での可決となり、今後の施策に大きな影響を与えることが期待される。最後に、議長の小座野定信氏が会議を閉会し、出席した議員に感謝の意を示した。
今後の市政運営において、今回の補正予算や中央庁舎工事がどう活かされるか、引き続き注目が集まる。