令和元年6月6日、かすみがうら市議会の定例会が開催され、一般質問が行われた。
主な議題として、市長等特別職の政治倫理条例と議員政治倫理条例の提案方法や地方公務員法第35条に関連するコンプライアンス、さらには高齢化社会における公共交通の整備などが話し合われた。特に、設楽健夫議員は公共交通について強く訴え、交通不便地帯における乗合タクシーの存続を求める声を市に届けた。設楽議員は、「交通弱者をないがしろにする不公平な施策です。」と述べ、市民から提出された息の長い署名活動に触れた。
同議員はまた、中学生の傷害事件についても言及し、学校側からの適切な対応の必要性を訴えた。大山教育長に対し、カッターを使用した事件に関して、その背後にあったいじめの事実を重視して教育現場での対策を強化するよう訴える姿勢が見られた。「真実を明らかにし、子どもたちの基本的人権を守ることが求められています。」と設楽議員は強調した。
佐藤文雄議員は、行政の透明性確保の重要性を説き、市職員の採用については「地方公務員法違反の疑いがある事例が指摘されている」とし、積極的な調査を求めた。市長は、「今後、情報収集に努め、必要な対応を進めたい。」と答えた。