令和3年2月4日、かすみがうら市で開催された市議会第1回臨時会では、幾つかの重要な議案が審議された。
本会議は、午前10時に開会された。まず、議長の加固豊治氏が辞職願を提出し、速やかに辞職が承認された。その後、議長選挙が行われ、岡崎勉氏が新たに議長に選出された。議長としての初の挨拶で岡崎氏は、全員の協力を仰ぎながら市政発展に努めると述べた。
次に、議題となった議案の中では、専決処分事項に関する報告が重要な位置を占めている。市長の坪井透氏は、専決処分による公用車の事故への対処を報告した。さらには新型コロナウイルス対策に関連する令和2年度一般会計補正予算(第10号)も審議され、ワクチン接種体制の確保に向けて5442万4000円を追加すると説明され、この修正によっておおよそ254億2450万円に達する予算項目が可決された。
また、議案第2号では、GIGAスクール対応ソフトウェアの取得に関する契約案が取り上げられ、承認される流れで進行した。教育部長の田崎守一氏は、このソフトウェアにより教育環境を整える重要性を訴えた。
会議はさまざまな議題にわたり、また新成人への応援特別給付金についての質疑も数件寄せられた。古橋智樹氏が質疑を行い、給付に対する根拠や影響を確認したところ、教育部長からは他自治体の事例を基にした2万円の設定についての説明があり、新成人へのエールを送る要素が強調された。また、今後の成人式についての開催を希望する意見が出され、市の柔軟な対応が求められた。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、様々な施策が行政的に必要とされる中、かすみがうら市議会はまた新たな一歩を踏み出した。今後、各議案の実施が市民にどのような影響を与えるかが注目される。